気さくな木型職人さんのいる和三盆体験『豆花』②

気さくな木型職人さんのいる和三盆体験『豆花』②

香川はすっかり秋。

いつのまにか、鈴虫の鳴き声に包まれてながら寝ています。鈴虫を飼ってみようか~なんて話をしておりましたが、とんでもない。外の鳴き声だけで十分でした。

 

先日また友人が訪ねてきてくれたので、以前うかがってとても感動した『豆花』さんの「和三盆体験」に再訪しました。前回は夏をモチーフにした和三盆を作ったので秋はどんな型があるのだろうとワクワク。

また気さくな店主さんが出迎えてくださり、秋の新作の木型があるからやってみて~と、楽しそうな木型を用意してくださいました。高松の赤灯台、稲穂、俵、ひょっとこ、桔梗、茅葺屋根、南瓜、打ち出の小槌。これが綺麗に抜けるのかなと思いながらやってみましたが、できました!

稲穂の穂先まで表現された、何と繊細で美しいいのだろう・・・と、あまりの美しさに抜いた和三盆をしばらく見つめていたほど。和菓子ならではの飾らない美しさに感動し、繊細な美しさを表現する日本の和菓子文化を改めて素敵だなと思いました。

ひょっとこが何とも可愛らしい。

左端にある和三盆が”赤灯台”。高松市から依頼されて2個作り、そのうちの1個はこの体験教室用に保管しているそうです。赤灯台も細部まで丁寧に彫られた溝に和三盆がしかっりと入り綺麗な形にできました。

 

こんな繊細な木型を一日中彫っている職人さんはどんな方なのだろうと思っていたら、帰り際にお会いでき、あまりに気さくな方でびっくり!和三盆体験教室の三軒ほど隣の工房の木型を見せていただきながら、全国各地を飛び回ってい講義をされているというお話をユーモアたっぷりに話してくださいました。最近は”和三盆ガール”という、和三盆作りを趣味としている女性が全国各地にいて、講義や展示販売の際に木型が飛ぶように売れるとのこと。入門用にはかがわ県産品コンクールで最優秀賞を受賞している「菓子木型和三盆体験キット」が購入できるようです。欲しい!

楽しいお話をありがとうございました。

 

ごちそうさまでした。


【店名】   豆花

【定休日】  木曜日
【営業時間】 10時~17時

【住所】   香川県高松市花園町1-9-13

【アクセス】 ことでん長尾線「花園駅」から徒歩5分

JR高徳線「栗林駅」から徒歩10分

【MAP】