香川名物「あんもち雑煮」の美味しさに迫る
- 2019.01.05
- 地元食材

新しい年がやってきました。
今年も日々の生活の中で、地元の美味しいものを沢山見つけて参ります。本年もよろしくお願いいたします。
さて、お正月と言えば讃岐の「あんもち雑煮」!
地元の方々は香川名物「あんもち雑煮」を食べないと一年が始まらない!と言うほど皆さんがこよなく愛しているこのお雑煮は、いりこと白味噌仕立ての味噌汁に大根、人参、餡いりの丸餅を入れたもので、江戸時代末期に生まれた郷土料理です。大根、人参はなるべく「輪切り」にして家族仲良く円満でありますようにとの願いを込めて、お正月に食べるとも言われているそうです。
せっかく香川に移住したので、私も今年は「あんもち雑煮」作りにチャレンジしてみました。普段食べていたお雑煮とはかけ離れていたので、食材を選んでいるときも何だかお雑煮の材料を用意している気分ではありませんでしたが、作ってみたら美味しい「あんもち雑煮」ができました。
甘い白味噌仕立てのお雑煮は、見た目はまるでシチューのよう。県外出身の私には、最初はいりこと白味噌と野菜とあんこの入ったお餅を同時に食べたときの味の想像が全くつきませんでした。でも、この「あんもち雑煮」、一度食べたらやみつきになる美味しさです。甘みのある白味噌と甘いあんこの入ったお餅はとても相性がよく、また不思議と野菜と一緒に食べても美味しいのです。
「あんもち雑煮」に白味噌を使うのは一説によれば保元の乱に敗れ讃岐に流された崇徳上皇のもとへ、京から行き来する人々によって京都から伝えられたと言われており、もちの中にあんを入れるのは江戸時代に「讃岐三白(塩、砂糖、木綿)」と呼ばれた名産品の砂糖を、正月くらいは贅沢品を食べたいと庶民が小豆餡の形でこの料理に取り入れられたと伝えられたという歴史があるそうです。
所変わればお雑煮も変わるものですね。
ごちそうさまでした。
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