今年のお初うどん『マルタニ製麺』の「かけうどん」

香川県には”年明けうどん”なるものが存在します。”年越し蕎麦”を食べ、0時を過ぎたら”年明けうどん”を食べる家庭もあるそうです。さぬきの年明けうどんとは、本場さぬきうどん協同組合が新たに開発した香川県の食文化を活かしたもので、まだ歴史は浅く2009年から始まったそうですが、香川県ではこの”年明けうどん”を広めようとしています。
年明けうどんの定義は、
- 1/1~1/15までに食べるもの
- 純白のうどんに1点、新春を祝う「紅」を用いること
と定められています。
「紅」は金時人参や梅干、えびの天ぷらや蒲鉾など紅く見える具材のことで、その具材を載せることでうどんと紅白にとなり、おめでたい食べ物となるそうです。初詣の神社でも振舞われることもあるようで、香川県民にとっては恒例行事になりつつあるのでしょうか。この「紅」の具材を載せた”年明けうどん”を提供しているうどん店も沢山あるようなので、お正月期間のうどん巡りにはいつもと違うメニューも楽しめます。
と、”年明けうどん”のお話をしましたが、私の年明け1杯目にはシンプルなうどんをいただきました。
出先でみかけふらりと立ち寄った『マルタニ製麺』。通りがかったときにはお店の外まで超だの列ができていて、近所の方々が立ち寄っているような雰囲気でした。13時頃に立ち寄りましたが、私たちのところで「麺終了です~!」という掛け声が店内に響き渡り、その瞬間にあっという間に暖簾が外されました。麺はなくなり次第終了と書いてあるお店は他にもありましたが、無くなるのを間近で見たのは初めてでした。長い行列でしたが、みんな食べたら即出る!という感じで回転率が早い。少しも待たずに注文できました。
セルフのお店で入り口で注文し、食べたら入り口で食べたものを自己申告して支払うスタイルです。この自己申告スタイルにはじめは心底驚きましたが、近頃はだいぶ慣れてきました。
一瞬で提供された「かけうどん」。小は¥200で大は+¥100の¥300、つくづくリーズナブルです。打ち立てのうどんはつやつやでコシがあり、たっぷりかかった熱々のかけだしと相性抜群。近所にあったら毎日通いたくなるようなうどん屋さんです。後から知ったことですが、こちらのお店は昭和51年から続く大人気のうどん屋さんでした。休日になると、うどん玉を買う人で行列ができるそうです。
ごちそうさまでした。
【店名】 マルタニ製麺
【定休日】 月曜日 (営業する場合もあるので要確認)
【営業時間】 09:30~14:00 麺がなくなるまで
【住所】 香川県高松市円座町1023番地1
【アクセス】 ことでん円座駅から徒歩10分
【駐車場】 あり
【MAP】
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