ニョキニョキクルクル、香川の「にんにくの芽」
- 2019.05.19
- 地元食材

最近何度か「香川県産・にんにくの芽」を見かける機会がありました。
香川では今がちょうど旬のようですが、国産の「にんにくの芽」というものを、そもそも初めて見ました。今まで見てきたものは全て中国産。「にんにくの芽」は中国でしかできないと思っておりましたが、どうやら違ったようです。
しかし、香川見かけた「にんにくの芽」は今まで目にしてきた姿とは別物で・・・

今まで見てきたものは、上から下まで同じ太さでまっすぐ伸びて束ねられたものですが、香川のものはクルッとしていて、尚且つ上はシュルッと伸びているし途中にボコッとした節のようなものがあります。

一番上のシュルッと伸びた部分は硬く、節の少し上までか可食部になるそうです。このボコッとした節部分は、にんにくの蕾にあたる部分とのこと。
茎を切らずに放置しておくと、この蕾の部分がにんにくになり、土の中のにんにく部分はすっかすかになってしまうとか・・・!?
カットして豚肉と一緒にオイスターソースで炒めて食べるのが、最高に美味しいし栄養的にもいいのだよ、と八百屋さんに教えていただきました。
国産の「にんにくの芽」があまり流通しない理由はいくつかあるようです。
- 国産のにんにくには芽が出ない品種が多いこと。国内シェア1位の青森県で育てている品種のものはにんにくの芽がこんなに大きくならない品種。
- 農薬を使っていると出荷できないこと。にんにく部分が主な出荷になる場合、農薬の基準値がにんにく部分になるため、その量では芽の部分は出荷できない。
- 香川県の育てているにんにくでは芽を出荷できることが多いが、そもそも香川県のにんにく生産量は全国の4%しかなく、更に芽の旬は台風のように一瞬で過ぎてしまうこと。
そんな話を聞くと食べられて超ラッキー!
なかなか見かけることはないと思いますが、この時期万が一香川の「にんにくの芽」を見かけたらぜひゲットしてみてください。
しゃきしゃきで蕾部分は特に甘みが強く、晩御飯の主役級の美味しさです。
ごちそうさまでした。
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