うどん玉売り専門店『佐藤製麺』に、マイ丼を持って行ってきたら美味しくてお代わりした

うどん玉売り専門店『佐藤製麺』に、マイ丼を持って行ってきたら美味しくてお代わりした

塩江町のお話の続き。

香川県には玉売りのみのうどん店が何件かあって、そのお店では近所の人が玉でうどんを買っていったり、マイ丼マイ箸を持っていくと店先で茹でたてのうどんを食べさせてくれたりします。

塩江町にもそんなお店があることを知り、丼と箸も抱えて出かけておりました。

うっかりしていたら見逃してしまうような【うどん玉あります】の看板がかかっている『佐藤製麺』。香川県民はこの看板で製麺所であることが分かるそうです。

営業中の看板はあるものの、友達の家を訪ねるような気分でドアをそっと開けると、お店の方がすぐに出て来てくださいました。一見普通のお宅のような玄関を開けたら、そこはすぐに製麺所。奥の釜から湯気が立っており、麺を湯がいていることが分かりました。

この丼にください、とお願いするとすぐに入れてくれました♪

1玉¥80です。

つやっつやで透き通るような中太麺が丼いっぱいに入っています。これに持ってきた出汁醤油をかけていただきました。いただいたら・・・うどんがもっちもちで美味しい~!見た目以上に柔らかい麺は、しなやかなコシでのどごし最高!出汁醤油だけのシンプルな頂き方ですが、これでこんなに美味しいなんて・・・。

なんて思いながら食べていたらあっという間になくなってしまい、どうしてももう一度食べたくて再度お邪魔してしまいました。

お店に入ると「あら、お代わりかい?」と、うどん1玉でも嫌な顔一つせず対応してくださいました。更に「ずだちとかあるともっと美味しいんだけどな、あ、ちょっとまっとき~」と、奥から柚子とすだちを持ってきてくれました。香りがいいから柚子かな?と、包丁とまな板も貸してくださりその場で柚子を切ってうどんと一緒にのせていただきました!!!何とありがたいことでしょう。

切りたての柚子は香りがよく、出汁醤油と一緒に食べたら即席柚子ポンのような、酸味が入ったことによりよりつるっといただけます。うどん屋さんにたまにレモンが置いてあることがあって、使ったことがなかったのですがこういうことか!柑橘類とうどんは相性抜群です!!

本当に感謝です、ありがとうございました。

また塩江町に行くときはマイ丼持参決定。

素敵な経験ができる塩江町ですが、この町は源泉が出る場所でもあります。外で紅葉を見ていると、やはりこの時期は寒いので温泉へ♪

塩江温泉郷は約1,300年前の奈良時代に僧行基によって発見され、弘法大師空海が湯治の地として伝えたという由緒正しき温泉エリアの総称です。

今回訪れたのは「行基の湯」。

外には無料の足湯もあり、誰でも利用できます。

昨年リニューアルされた「行基の湯」は、古き良き建物を残しながらも、ひとつひとつ丁寧に修繕されているようで、風情溢れる温泉施設でした。広い内風呂と、岩の露天風呂、地下にサウナ室もありました。のんびり浸かれる温泉で、ついつい長風呂してしまい、体の芯までポッカポカに温まりました。これで入浴料¥520は安い!

美味しいものあり、美しいものありの塩江町にまた行きたいものです。

ごちそうさまでした。