口の中でスーッととろける、『三谷製糖』の極上和三盆

口の中でスーッととろける、『三谷製糖』の極上和三盆

今日の日中の香川県は視界が遮られるほどの濃霧。そして現在はトルネードのような突風が吹いています。少々危険な香川県です。

あまりにも深い霧で、前から来る車や人に1mくらい手前まで気づかないほどの、仙人がでそうな深い霧でした。写真を撮ってみようと思ったものの、iPhoneは人間の見ている景色よりも状況を鮮明に映し出し、カメラ越しの方が視界がよく見えました笑

海の景色も今日はぼんやりしています。

そんな今日は東かがわ市までやってきて、和三盆の老舗『三谷製糖』を訪ねました。

非常に趣のある入り口です。

文化元年創業以来、今から210年ほども前から手作り製法を貫くこちらのお店は建物にも歴史を感じます。

店内に入るとすぐに奥のテーブルに通していただき、和三盆のお菓子とお茶でおもてなしをしてくださいました。

こんなにも美しい和三盆とお茶をいただき感激です。梅の蕾が付いた枝を添えてくださり何とも美しい。。。いただいた和三盆は口の中でスーーっととろけるように溶けて、これが砂糖か!?と思うほど上品で口どけのよい味わいです。

もうすぐお雛祭りということで、お雛様も飾られていました。ここ東かがわ市引田では、 古くから女の子が生れると「引田飾り」と呼ばれるひな飾りを飾っていて、このひな飾りを町全体で行なうひな祭りのイベントが毎年2月下旬~開催されているそうです。引田の古い町並みの60軒に、おひなさまが飾られる様子は地元の方をはじめ観光客にも非常に人気!とのこと。今年は2月28日(金)~3月3日(火) の開催です。

お店の中には和三盆そのものや、和三盆のお菓子がずらりと並んでいます。型で抜かれた和三盆は季節ごとに四季折々の型で抜かれた和三盆が登場し、今日は春の訪れを感じるような形の和三盆が多く並んでいました。

その中でも今日の私のお目当ては、和三盆そのもの。

袋に入っていて1袋¥1080。手作りの製法で作られた和三盆は粒子がパウダースノーのようにふんわりしています。この和三盆でお菓子を作ると優しい甘みと上品な風味が楽しめるのです。これを購入しようとしていたら、「白下糖も美味しいですよ」と声をお店の方が声をかけてくださり、試食をいただきました。口に入れると、非常に繊細な味の黒糖のような、和三盆だけどコクと香りがあるお砂糖でした。 原料のサトウキビをしぼり煮つめたものが「白下糖」で、すき焼きやお菓子にコクを出し、非常に相性がいいとのこと。

せっかくなのでこちらも購入してみました。

どんなお菓子に使おうか、今から色々想像を巡らせています。

今日もごちそうさまでした。

【店名】三谷製糖
【住所】 東かがわ市馬宿156-8
【営業時間】9:00~18:00
【定休日】不定休
【アクセス】讃岐相生駅徒歩8分
【駐車場】あり
【MAP】